恥辱のポーズをとらされる彼女は瓜二つだった『【官能短編小説】瀬井隆初期傑作集ラブ・ファンタジー編2:「前夜、月下で手をとって」「巨大看板娘」』

Ｈで、ちょっと切ないスリル系の短編小説をしこしこしてください
●文化祭前夜、オレは何も言わずに出し物用の大機器を作っていた。もう一貫して前に戻ってくる時間は過ぎているのに、指宿朝子通称ユビヤドが、なんでか作業を手伝ってくれている。夜のスクール、ふたり一筋の時間。だからこのよーなシチュに?　見回りの体育センセイが近づいてくる足音に、ボクの面々は教室の中に潜在的。そのくせガチンコと書いてマジっすか！、鍵の掛かった夜の教室にふたりオンリーで取り残されてしまったのだ。どうにかこうにか真っ暗な教室から逃避したオレは彼女の手をとり、漆黒の廊下を歩いていく。ユビヤド改めアサコがふと覗かせる、牝ブタの子っぽい顔。月明かりに浮かび上がるホワイティーな脚。俺の心臓は爆焼しそうだった。ボク面々を伺っているのはゆいいつ、窓から突き通す月光だけ……。高校時節の文化祭前夜にだけユラユラする、あのあまずっぺぇ時間。友人のおんながふと覗かせるオンナノコらしさにときめくモンスターの心理を描いた、高校生ふたりのナイーブなシナリオ。「前夜、月下で手をとって」
●深夜の地域。そこだけ煌々と照らされた美容室のでっかい看板の前に、ヒトリのおんなが立った。たおやかなカミをなびかせる店の看板で微笑むデルモと、彼女は瓜二つだった。「看板とおんなじ体勢をとってみろ」。野獣に命じられ、汚辱の体勢をとらされちゃう彼女は、ちょっとずつ肌を露出させられちゃう……。「マンモス級看板むすめ」
官能作家・瀬井隆が出場前に別名義で書いていたムービーを、再組み替えして電子書籍続き物ヒップーズ化しましてます。今回はラブ・空想編の2。普段から些細に飛び出した空間をしこしこしてください。
文字数:約21,000字(長編小説の約1/5の文量)
表紙絵に「佐野俊英が、ＹＯＵの専門原画マンになってしまいます」を利用しちゃってます。
(S/N:GJ0312668)