時間を止められる時計を持つ村人の魔王討伐旅行

時間を止められる時計を持つ村人の魔王討伐旅行

サークル名 カエルの妄想
配信開始日 2021/12/02 16:00
配信サイト DLsite

「だもんで間違えたんだろ(笑)」女神の間違いで異ワールドに飛ばされたアキラ。でも欲しかった時間を止められちゃう時計をGETした!
「だもんで間違えたんだろ(笑)」
 間抜けな音が聞こえた。
 おれは気が付いたのか意識を奪回したのか不鮮やかなが、ぼんやりとする頭でまわりを認識しはじめた。
 周りは光のワールドで靄がかかったよーな空間、生ホットな空気が全衣類着衣し込んでいる。
 浮いているのかおれは?
「まるきりに間違えた(笑)」
 すぐ側をゆるーりちゅーことでいる周りよりも強い光を発する玉がまたもや言った。
 そもそもなにを間違えたんだろうかと気に掛けるよりも、この空間に体を預けて浮かぶことに専心になっちゃってた。
「聞こえているか不鮮やかなけど、ガちんちんにゴメンね。間違えて君を、アキラ君をこの場にボイスをかけてしまったっすね。でも元のワールドに返しちまったことは出来なんだ。ピュア、ゴメン(笑)」
 ごめんを立て続けに連続するボイスの主はジブンのやっちゃうことを何一つ悪いとは感じていないよーな重くない陳謝を幾度となくた。チコクして友人に謝るようにごめんと言っているが、はたからみると大事なことをさらっと言ったよーな雰囲気がするんだが。
 そのくせ、
「こいつは、夢だよな」
 タブーの中で夢と認識したことは数回あったが今回もそれのかなしれない。かよーなこと現実であるはずがねぇ。
 確かめるために光の玉にインタビューしたみた。
「あ、起きたの? クククッ、こいつは現実だよ(笑)」
 光の玉は笑って言った。何がキョーミ濃いのか不鮮やかなが、タブーの中でタブーの住人である光の玉に聞いてみても、そりゃ変な回答しか返ってこないか。まあいいや。
 起きたらお休みの早朝、午前中は自室でアダルティックの映像拝観をして昼から出かけよう。年末商戦で安くなった品物を見に行こう。
 それまで此所で送るのもいいのかなしれない。
「なるほろ。んで、ここはどこなんだ?」
「ここは神様のワールドだよ。とは言っても入口的なも。とはいえね(笑)」
 神様の国か夢っぽいシチュエーションだ。
「続いてアキラ君は選抜されたんだ、異ワールドを助ける勇者にね。でも勇者はすでにそのワールドにいるっすね、ですので間違えたの。アキラ君を元のワールドに戻してあげたいけど戻しちまったことは及ばないっすね。なにはともあれアキラ君はこれから異ワールドに行ってもらわなくちゃならない(笑)」
 安いシチュエーションとハチャメチャな理由。夢にしてもテキトウすぎるだろこいつは。
「異ワールドに行ってなにをすればいいんだ、魔王を倒すとか?」
「大正解! 魔王を倒したら元のワールドに戻れちゃうの。でも現行所にはまさに選抜された勇者がいるからその人が魔王を倒してくれちゃうと考えるんだ。ですのでアキラ君は勇者を応援してね(笑)」
 異ワールドに飛ばされて冒険するでもなく、勇者の応援。その土地で勇者が魔王を倒すのを待つ。クソゲーだ。
「何かインタビューある?(笑)」
 光の玉はうれしいそうにゆるーりと浮いている。
 うーん…知見及ばないスペースでうーん…知見及ばないミッション、ミッションを課せられても、所詮ドリーム空間でのケース。思案しても意義もなく、インタビューしてもイミがねぇ。
 タブーの中のおれは異ワールドに行くコトが決まっている、それでいいで無いか。
「いいや、何もない」
「それじゃ、異ワールドにっ、とその前に間違えたお詫びに何か取得したい物はある? 女神様に完全が言いなさい(笑)」
 この光の玉、女神だったんだな。
 手に入れたい物か、おれは女神の台詞を受け熟考したようだ。続いて言う。
「時間を止められちゃう時計を手に入れたい!」
あらゆる冒険はこれから幕を開けた――。
文字数は6500字ぐらいです。

タイトル 時間を止められる時計を持つ村人の魔王討伐旅行
サークル名 カエルの妄想
通常価格 110円
掲載URL https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/link/work/aid/doujinmasternet/id/RJ360602.html
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