楽しみにしてた旅行なのに…行き道から種付け

思い出作りに、オフィスのなかよしナカマと自動車二台に分かれてレジャーへ向かうことになった。
昼前から高揚度が高く、クルマの中ではＭＵＳＩＣを流しながらベシャリがばいんばいんする。
それでも、ヒトリの野獣がヒッソリ手を取り、おのれの太ももへと制御する。
狭いクルマの中、他の人にバレないようにしつつ、それでも、自制かなわぬケモノ性が募っていく。
静粛に、イスの影でコッソリと繋がるフタリ。彼女のかすかなヨガリが、エンジン音にかき消されちゃう。
「ダメ、バレちゃう…」
制止の台詞とはぎゃくに、彼女のからだは望みしてしまっちゃう。
自動車が参着地に着く前には、ばれて俺もと、もうヒトリも触りだす──レジャーは、思い出に残るエロスな思い出に塗り替えられていく。