かつての彼女たちは徐々に影を潜めていく――【’淫紋姦裏闇’～性肉食化したヒロイン～五◯分の花嫁編】

それは押し隠蔽された契約の刻印
あれから一か月――。
淫紋に刻まれた力は、かれらの心と体を奥に蝕みしていた。
不服従する心中はじわじわと薄れ、その熱と快楽に支配され、過ぎし日のかれらは気づかないうちに影を潜めていく。
・二乃
自負に満ちていた二乃は、その誇り（プライド）（プライド）高さごと淫紋に絡め取られていった。
「…こんな私も、それなりに良いでしょ？」
快楽に浸ってしまう瞳には、とっくに不服従する心中は残されていない。
・五月
純真だった五月もまた、その清らかさを淫紋に歪められていた。
「これこそがアタシのまるきりなら…もういいのかな…」
微笑む彼女の中には、初々しい意識が芽生えハジめていた。
・四葉
明るさを失い、淫紋にかぶった四葉は、甘美な快楽の中で己自体を見失っていった。
「敗れても…いいよね、だってこれこそがポワワンから…」
そのセリフは、とっくに迷いじゃあなく甘受の体現だった。
・一花
平常心感を紛失した一花は、淫紋に支配されまくるまま快楽を甘受していた。
「しゃあしゃあだと考えたのに…でも、これこそが…一等いいの…」
その瞳には、過ぎし日の余地など微量も残っていなかった。
・三玖
静かだった三玖の心は、淫紋に溶かされ、身もだえする野心へとチェンジし果てていた。
「こんな風になるとは…もうどうでもいい…」
震えっぷりするボイスは、快楽にかぶる己自体を引き受ける甘美なつぶやきに変わっていた。
淫紋は平凡的の印ではない。それはかれらをまるきりに変え、尚いっそう堕落の深淵へと引っ張っていく――。
・ピクチャー枚数:450枚（全ピクチャー擬音つき）
（一花100枚・二乃60枚・三玖80枚・四葉110枚・五月100枚）
・ピクチャー形式:（横長）