背徳の配達員

反動得の配達員
反動得のスメルを運ぶ者がいた。此奴は配達員ちゅーことで生活街を巡り、汗を流しながら人等に荷物を届けていた。それにもかかわらず、その荷物には一風変わったものが含まれていた。それは、反動得っちゅー名のキンダンの気持ちよさだった。
此奴はフツーの配達員とはラインを画す現存だった。彼の荷物には、性的な刺激を与える道具（謎はしたないグッズ）が含まれていたのだ。それを受け取る人等は、せつな戸惑いを隠蔽出来ない見た感じを浮かべるが、やがてその計算されつくされたハッピーに狂っていく。反動得の配達員が来訪すると、現行所はちょうど…そう、気持ちよさのオアシスとなっちまったのだ。
彼の現存は、はしたない男性等の間で噂となっていた。奴等は彼の来訪する日を心待ちにしており、荷物が達するたびにたまらない発情するのだ。彼の配達先には、言い換えれば「はしたない○キ」や「はしたないオヤジ」どもがたくさん含まれていた。奴等は普段、社会のオキテや倫理にシバられ、煩悩を抑え込んで生きている小心者なのだけれども、反動得の配達員が来訪することによって、しばらくではあるがその鎖を逃避するコトが出訪れるのだ。
彼のビジネスはただの売り物の配達だけじゃ無く、人等の煩悩そのものを逃避することだった。此奴は彼等の干上がった心を潤していた。カレが来訪すると、普段ならば口に出せないよーなちち算用や空想がありさまに激変していくのだ。此奴は変わったところの無い配達員じゃ無く、人等の煩悩を届ける魔術師となっていた。