デリバリーな少女の絵本5

サヤは苛立っていた。
当人の進学について親と見解が合わず、解答案が見いだせなかったためだ。
すぐさま職務に出ることにし、お馴染み客であるトロヤマにデンワをかけるも、むなしくコール音が物議するだけ。
デンワを切り、ため息をつきつつデンワを仕舞うと、ふと飛び込んでくるお馴染みの顔。
不格好なフォームで汗びっしょりになりながらひいこら走ってくるその丸っこい男性に、我知らずサヤは破顔してます。
それにもかかわらず、そんなカオを目視されまくるのは淫靡っぽい。せめてこの男性には。
つかの間でカオを引き締め、その男性の前に立ちはだかりつつ、音をかけた。
「ナニしてんの?」
・成年向け新規マンガ
・全42ページ(表紙2ページ、本文40ページ)
・jpg形式、グレースケール、縦2000px
・奇数ページが左ページとなる。
クラブ:暗中模索/著者:まるころんど