これまでの人生でいろいろあったのだけれど・・・・【雨降りのアーケード】

あんちゃんのヒサハルは
坂道を下りながらつべこべと思考を巡らせていた。
現下までの終生であれこれあったのではあるが
ゆったりと丸い木の板に乗って
坂を下っていた・・・・・・。
坂を登る
腰のへの字に折れ曲がった
旅人みたいなしんどい営みもあったのだけれど・・・・・。
ヒサハルは某程よい数の人が行き交うノスタルジックなアーケードへたどり着いた。
小説。
約400字。
7ページ。