みつみさんがかわいい

あらすじ
亭主を不慮の事故で亡くした未亡人、近江谷みつみ。
滾る熱情を解体する術もなく息子と2人、慎ましく過ごしていたが、ある日前途につながりを持ってしまっちまう。
大スキな人を亡くし色褪せた普段が、またしても彩りを奪い返すビンカン度に、みつみはすごみをマスターした。
みつみは淫奔であった。
息子とつながりを持ったあくる日、当日の勤学を終え帰路に就く時間、みつみは化粧台に腰を下ろす。
血を分けた息子を喜ばすタメに、本人を飾り立てた。
みつみは、今まで大スキな亭主とめぐり合った時のように、恋に恋したお年代とおなじ心持ちで鏡に向かった。
それを息子の為だと信憑して疑わなかった。
そして軽快な呼び鈴が中の住民を招集する。
常日頃より簡単な入り口を押し開け、大スキな息子を呼び込む。
それでも最前線所には、その息子を守るタメに、彼の友人等が共に立っていた…。