多様性を喰らう蛇ー看板娘の選択ー

gyss0523 多様性をディナーする蛇ー看板ムスメのチョイスー
≪ヒロカワミズキの看板ムスメ「ジナンドロモーフ・シスターズ」 シーズン47 『GYNASIS 2022』≫
当人がトランスキマェンダーモンスターであることをカミングアウトした赤久投を甘受し、多様性を享受する極大看板ムスメ『ユナイテッド・ジナシス』へと向上した淀ちゃんたち。
でっかい変革には、小グループのコエの生贄はつきもの。
「おのれオンリーのべっぴんが盗られまくる」ことを原因に、ユナイテッド・ジＮＩＣＥの理念に反対し続けた澄様は、
「多様性あるセカイを作る」っちゅー夢にさえ見た蛮行によって粛正され、看板ムスメから追放されまくる形で離反します。
『ジナシスに風穴を開けて、己どもを認めさせた』赤久投は、ほくそ笑む。
己どものよーな実存が前を向いて歩き続けるタメには、ジャマするものを皆すべて殺す腹をくくるでやら無ければならない。
お昼からレズビアンのアインとともに、カウチーで両思いする赤久投。
若者らしさ、多様性らしさ、っちゅー言い訳のもとに、ジコキスに、セカイを動かし、ジャマするものは遠ざけていく。
だって、そこが、2022年の現在じゃねえか。多様性は、相当数決なんだぜ。
淀は、デカく、ありとあらゆるものを、背負い続けていた。
看板ムスメ無敵のタレント、ユナイテッド・ジナシスの御旗。
欠ける心、離れていく、今までのともだち々。それでも、理念のため、前を向いて、経過続ける。
アタシは、背負うことしか、無理から。
不老不死、終わりのない時を生きる看板ムスメ。それらをつなぎ、正気にとどめるのは、たった一つ。絆だけ。
澄は、赤久投とアインにキレて、故意にみたいで叫んだ。
「べっぴん。それは、いいんじゃねえですか。多様性とか、寄り添うだとか、そのよーなの。」
赤久投は、女のからだで、モンスターのはやさで、澄を殴る。マウントとり、血が噴き出るまで、ただ殴り続ける。
「ハニーが、ハニーのようなのが、いるから」
「アタシは、再三でも言います。べっぴんを、返してください。べっぴんは、完全が背負っちゃってしまうんです。」
淀は、嬉しかった。
赤久投は澄をヒマするまで殴りつけ、追い出したのち、アインと続きのキスをするのだった。
「ＯＫ、しゃくなげさん？」
「ああ、アイン。俺どもは、ああいうやつらを、オール殺さなけりゃならないんだ。」
「アタシが、なぐさめてさしあげる。キス☆☆」
「ふふっ。アイン、愛してるよ。」
淀は、澄には負けると感じた。
あの日、「助けて」と、ただひとこと要求した、そのときから。
当人が伝えられないことを、ぜんぶ、このような風にして大っぴらしてくれまくるから。
澄様は、看板ムスメに、了解な実存だもんで。