確かにあの娘は粗大ゴミとして廃棄されるかもしれない【セイの喜びは社畜の福利厚生ですからね?】

【概要】
社会性をA○azonで注文したい。
わたしがものを思案しているときは、それは思考とハツゲンするよりか、ただたじろぎて立ち尽くしているだけだ。
(なんでわたしの心地をわかってくれないの)
　そうしたキーターゲットが喉元まで出かかっても、断じて口にしないのがわたしがただ一つ持っている社会性。
「リナ様、オフィスにあるごみを外に出しておいてくれない?」
「ゴミ?　ああ、クサカぐちゃンのコトですか?」
「あはは、ひっどいなー。まあ、マジにあのむすめは粗大ゴミと思案するかもしれぬけどね」
　
　喫煙所が設けられたバルコニーで、お局様と同胞が、わたしに聞き取れてしまう場所で、わたしの人名を出して対話していた。
(…………)
ニンゲン以下の動物だと見なされたトキ、ニンゲンが作った法を守る動機が失われてしまう。ムカデやクモがニンゲンの筋合になど服従するだろうか。ゴキブリが人のワードを解するだろうか。
わたしは不良品だもんでいつの日かマジに粗大ゴミちゅーことで廃棄されてしまうと思案するかもしれぬ。そうなる前にすぐに不良品のための安楽死施設を作ってほしい。己で行くからさ。